あたしたちとミンサガ

ブログに書くようなことがわざわざないのはなんでかっていうと、ここ最近はずっとミンサガしてるから。

ミンサガは、正式にはロマンシングサガミンストレルソング〜というタイトル。スーパーファミコンで発売されたロマンシングサガのリメイク作品。元々ps2でリリースされたんだけど、ここ最近psアーカイブスでダウンロード配信されるようになり、PS3でも遊べるようになった。説明終わり。

コンシューマゲームに明るくない人にも説明を
入れると、いわゆるロマサガシリーズ(厳密に言えばサガシリーズ)っていうものの原点のリメイクなわけね。
ファイナルファンタジーシリーズとか、ドラゴンクエストシリーズとか、女神転生シリーズとか、ポケモンシリーズとか、あるでしょ。

ロマサガシリーズの特徴と言えば、
まず、主人公が8人くらいいること。
8人の主人公の中から、プレイするキャラクターを選択するとそのキャラのストーリーが遊べる。
とはいえ、中盤から終盤は全キャラ共通のストーリー展開だし、冒険のキッカケがそれぞれで違うくらいで、見た目で選ぶことの方が要素としては大きいんだけどね。
主人公は貴族の息子とか、遊牧民の少女とか、旅の踊り子とか、森の魔女とか、まぁいろいろ。

あとは、フリーシナリオシステムの採用。
王様の命ぜられるままにモンスター討伐に行って、
奇妙なことに乗り越えられない山なり海なりでうまく通れなくなってて、通過できるところを通ったら次の町に辿り着いて、そこでまた誘拐事件が起きて、、みたいな、世界は広いのにやってることは一本道、っていうのが、一般的なRPGよね?ドラクエなんてまさにそう。
フリーシナリオだと、はじめから世界中を歩き回れるし、発生するイベントを自分で選択できる。このイベントは時限イベントだから早めにやって(もしくはやらないで)このイベントはボスが強いから後回しにして、このイベントはマップ攻略がめんどくさいからやらない、といった風に自分でどのイベントを攻略するかを取捨選択できることも大きな魅力。

あとレベルの概念がないことね。
レベルが1あがったら、体力とか賢さが軒並み一気に上がるんじゃなくて、戦闘を繰り返すごとにパラメータがそれぞれ上がっていく。強い敵に立ち向かえば上がるパラメータは増えるし、弱い敵と戦っても何にも上がらないこともある。
でで、そのパラメータの上昇具合(厳密に言えば戦闘回数)ごとに、シナリオの進行度というものがあがってラスボスに近づいていく。敵もそれに合わせて強くなっていって、道で遭遇する雑魚キャラなのにめちゃくちゃ強くって、主人公が「はやくラスボスを倒さないととんでもねぇことになるぜ!」みたいなことを言い出す。
確かに、物流おかしくなるくらい強いのよ。。雑魚という概念もほとんど薄くて、たまに思ってもないタイミングで強い雑魚に全滅させられたりする。


私は、一本道のストーリーだと、物語の佳境に入ると急にやる気がなくなるタイプ。
あーもうこのまま強い敵と戦って、このままそれに見合うレベルアップをして、このまま新しい呪文を覚えて勝ってくんだなぁ、っていう、RPGの仕組みに疲れて来ちゃう。
っていうかね。RPGってはじめからずっとレベル上げをしてるわけよ。何十時間もレベル上げだけなんてできねぇっつうの!みたいな。

だから好きなイベントをやって好きじゃないイベントはやらずに済んで、最後の最後にパラメータ上げるために戦いまくるロマサガシリーズのシステムにハマったんだと思う。

今4周目(主人公4人目)
仲間にできるキャラクターも一通りやって、イベントも一通り起こして、ラスボスは3回倒した。
イベントは基本的には同じ内容のものだから、ちょっと飽きつつあるんだけど、次は誰でプレイしようかなー?なんてのも、楽しみにできてる。

一般的にはもうコンシューマゲームは終息傾向にありつつあって、所謂ソーシャルゲームが大流行で、メーカーとしてもそっちの方が儲かるわけよね。
求人情報見てても、ソーシャルサイトの
運営をしてる会社がしゃにむに多い。

でもさー。人付き合いがしたくないから家でゲームしてるのに、ゲームの中でも赤の他人(友達かも?)と社交して、ゲームの中でお友達が待ってるからゲームしなきゃとかさ。お友達と一緒にゲームしたりとかさ。
そのオープンな世界が嫌なの。世界を救うのは私だけでいいの!

ドラゴンボールみたいに強さはインフレしていって、キャラクターもやたらとビカビカして、貴重なキャラクターをゲットできたらラッキー!とかさ。

そんなの全然ゲームじゃないと思う。だからやらないし、暇つぶしでやろうとしてもすぐに飽きちゃう。
シムシティの住人は電気も水道も警察もない街で、悪政に喘いでいるというのに。あなたの市長は今3回も世界を滅亡から救ってる。

コンシューマゲーム、廃れて欲しくないなぁ。味気のない片手でしゅぱっとできちゃうゲームよりも、家のテレビの前で座らないとできないコンシューマゲームが、クローゼットな感じがして好きよ。実在する人間とは離れて、自分一人でどこかの世界にお邪魔する、その時間は贅沢なものだと思うの。