あたしたちと他人

あたしたちって、みんな同じようなもんだと思ってた。
初等教育中等教育高等教育(あたしたちは高卒だけど)を受けて、
みんな同じように恋をしたり、孤独を感じたり、切ない気分にムシャクシャになったりしながら、
正しいこと悪いことの分別や、人の気持ちを思いやって優しく人に接するとかを覚えて、成長していくんだなと。

それを、みんな当たり前にできるから、
他人と自分には違いなんてないと思ってた。
人間には必要最低限の装備がされていて、それが人間とされているから、あたしたちは人間であれば、誰とでも(男子であれば)恋ができるんだと思ってた。

だから、誰が恋人でも、恋をしてる生活って一様に同じようなものにならない?

と思って、正直あたしたちには「他人と自分」の区別がついてなかった。

でもね(こっから話が急展開するわ)

働いてみて、この職場で働いてきて思ったの。

あたしたちとは違う人間がどこかにいる。

まざまざと、見せつけられた。

仕事なのに利益を追求しない、
仕事なのにミスした自分を責めない、
仕事なのに達成する努力をしない、
仕事なのに自分で考えられない、
仕事なのに覚える気力がない。

もうね、こうも人間って違うものかと。

あたしたちは楽をしたい生き物。
でも仕事だから、がんばって1日を終えるわけじゃない。
大なり小なり、仕事をしてれば何かを覚えて、次に同じようなことをする時にはスムーズにできる、それが自然な流れじゃない?

いつまで同じことを言い続けるの?
いつまで同じことを言わせるの?
いつから自分一人でちゃんとできるようになるの?

ハラスメントにならないんだったら、
歯を剥き出して威嚇しながら
死ね死ね死ね死ねって連呼して
往復ビンタをかましてやりたいくらい。

やる気はあるんです、とか
がんばんなきゃいけない、とか
言うけどさ。
目に見えてあなた仕事をする気持ちがないよね、と。

あたしたちと他人は違うんだ、ってことを、そんな風に認識し始めた昨今です。

あたしたちの中には絶対に他人がいる。
どうしてもわかりあえない他人とあたしたちは、どう折り合いをつけていくのか。

みんなハッピーに過ごせるような環境で生きたいわ。