あたしたちと転職

そんなこんなでなんでか朝っぱらから日本の情勢についてしのごの言ってたんだけど、ちょいとクールダウンして近況の話。

なんか説明すると身元がバレてしまうので端折るけど、実は9月付けでの退職が決まった。
会社決定だからしょうがないとこもあるけど、まず何よりやらなきゃいけないのが転職活動なわけね。

それで、もうメンタル壊して体も壊してぐちゃぐちゃな状態で生きてて、お酒も飲めないし、煙草の本数は日に日に増えるしコーヒーもばかみたいに飲むし、不安で眠れないかと思ったら今度は何十時間寝ても眠いっていう、どう考えても体に良いことなんてない生活をしてるわけ。

それでね。まぁ書類は通らなければしょうがないからいいとして、面接がとにかくもう苦手なんだわ。
そもそもが自分のことを語るのが苦手で、自分のことなのに自分が何考えてるかわかんないし、別に何にも考えないで今の生活を必死に生きてるだけだし、っていう感じ。

でもこの間面接にいって思ったの。
転職面接なんてショートコントみたいなもんだなって。
笑わせようと焦れば焦るほど、周りは評価できなくなっていくし、ありきたりなことを言っても、ありきたりな芸人って思われちゃう。
みんな一発ギャグを狙うけど、その一発ってうまくいかなかったら相当デカい。

舞台度胸も必要だし、トチったら面白くない。あがってうまく言えなくても、その場で取り繕いさえすればいい。

結局、面白ければいい。っていうことよ。
面接だって通りさえすればいい。

自分とかけ離れた自分を演じても浮くだけだし、例えそれをするとしても、よほどダイナミックなフレーズがないと客は受けない。

そう思ったらちょっと、面接行くのも悪くないじゃん、って思えてきた。

あたしたちの笑いはどちらかといえば、大久保さんみたいなところがあるから、コント向きではないっていうのも認識してる。
でもしなきゃいけないんだったら、どんなコントをするか、ちょっと工夫すれば解決策はすぐにできるんだな、と。

そう思ってからは志望動機もスラスラ書けるようになった。通る通らないは別として、コントにおいて粗筋は必要で、大まかな流れさえ掴めれば後は自分(たくさんいる中のもう一人のあたしたち)が自動的にうまいことやってくれる。

ゲイの子が面接に強い、って就活の時に話題になるけど、年上の男性と話し慣れてたり、自分の価値をわかってたり、どう振る舞えば気に入ってもらえるのか、純粋で見え透いたところも含めて、それって「かわいい」ってことなんだわ。
コントにおいてキャラクターがかわいい、っていいことじゃない?

こうやってブログを書いてるのも自分の過去を見つめ直して、あたしたちがなんで今ここにいて、何をしたいのか明確にしたいというのも1つあるのよね。
せっかく生まれて来たんだから、後は死ぬまでの一本道の下り坂、何が起きてもいいけど、ハッピーは手に入れようとしなきゃ手に入らない。