あたしたちにロマンスの神様
かなりやばい。
何がって巷の恋愛市場がですよ。
もうすごくない?
若くてかわいくて体が良くて性格も良さそうな男の子たちばっかり。
あたしたちが年々老けていくように、若い男の子たちは増えていくわけだけど、そんなことはもう「昭和生まれ」「平成生まれ」で分け隔てられて知ってたけど、
じゃああたしたちってこの平成生まれで、顔も整っていて、髪も短めのショートでセットして清潔感があって、腹筋が割れて、誰に対してもニコニコ笑って接してくれそうなこんな男の子たちと競わされるの?
もしくは彼らにお駄賃をあげて、触ってもらわないといけないの?
やーよやーよそんなのやーよ。
もはや「年上で包容力がある人」なんて幻想であることをあたしたちは気付いてしまったから、年を取れば取るほど偏狭な人間人間なっていくことを身をもって知ってるから、
「いいねしてくれる人となんとかなろう」なんて選択肢もうないから。
こうなったら何にも知らないうぶな男の子を調教して、自分好みの男にカスタマイズするか、
泥と陰毛と生き血をこねくり回して泥人形を作るかしかない。
ちょっと痩せたとは言ってもお腹はポッコリでマナティみたいな体つきだし、
顔だって愛嬌はあるけど整ってるとは言えない。
若くはないけど、世の中をそんなに知ってるわけじゃない(やっと正社員になれたのよ?)
たいして面白い話ができるわけでもなければ、
知性が溢れていて何か特筆すべき点があるわけでもない。
そんなあたしたちが戦場で生き残るにはどうしたらいいの?
30目前にして、正社員になりたい!という目標が達成できてしまった(まだ就業はしてないけど)ので、
急にそこらへんの事情に対して不安感を持っています。悩みは尽きないねぇ〜〜。
どんな人がタイプかなんて言っていられないのよ。
人間だったらそれでいい!もう泥人形を抱いて寝るのは嫌なの!