あたしたちの純情な感情

元々、あたしたちは感情が少ない。

このブログで書いたか書いてないか忘れたけれど、あたしたちには「○○って素敵」という感性が最後の砦で、

花火は火薬の燃えカスだし、夜景は蛍光灯の集合体にしか見えない。

海は塩水だし、ダイヤモンドはただの石、人間は薄い皮一枚剥いたら真っ赤な肉の塊。

 

その必要がなければニコニコ笑ったりもしないし、自分が得をしなければ怒ることもない。

 

陰口悪口は叩けるだけ叩くし、常に勝気でイライラしてる。

それで誰かに悪びれる筋合いなんて一切ない。

 

転職活動中に体調を崩して、精神科に通い精神安定剤を飲んでいたわけだけれど、いざ最大のストレスがなくなると、元々の自分がどんなだったか忘れてしまう。

 

(それも含めて、自己判断で薬をやめたことで離脱症状なのだというのなら、それはそうかもしれないけど。)

 

でも「こんなにイライラする人間じゃなかった」とか「もっと集中力があるはずだ」とか思うのは、自分がもっと素敵な人間だと誤解してるんじゃないかと思う。

 

あんた、元から嫌な女だよ。

 

薬を飲む前から、イライラすることは多かったし、不安の種もあった。

何もかもが安定的でハッピーな人生過ごして来たわけじゃない。

ずっと死にたいと思って生きてるし、

生きがいなんてないし、生きる価値があるような人間とも思わない。

卑屈だし、その場しのぎで言い逃れもする。

機嫌が悪くなればあからさまに態度に出すし、

その時の気分で意見なんてほいほい変わる。

 

でもそれって、病気のせいじゃなくて、そもそもがそういう人間だっていうだけなんじゃないかと思うの。

これまでそうやって生きてきたのだから、これからもそうやって生きていくはずだし、いきなり真人間にはなれないもの。

 

うつ病 診断結果
「39点」(10段階中 8)
非常に重いうつ状態です

メンタルヘルス うつ病診断
http://atmentalhealth.jp/utsu/

 

こういうのもさ。

あたしたちは、診断すればある程度はうつ病に見られるようにできているのよ。

その気持ちの落ち込みというか、ストレスというか、は常にあたしたちの周りにはあって、

それがK点越えたから電車に乗れなくなったり頭痛が何日も続いたりしたのがつらくって、病院に通ったんだけど。

 

心配事がなくなったのだから、もうあたしたちは、あたしたちとして生きていく他ないのよ。

 

これ以上何かを治す必要はないし、その見込みもない。

我慢のできる範囲で薬はガンガン減らしていきたいな、と。

 

 

なんだかやっぱりねー。

医者に対する信頼関係がなくなってから、減薬を相談しようっていう気持ちがすっかりなくなってしまったのよね。

 

転職活動中、心配事も依然として多くて、気持ちも塞がりがちで「変わらず、低空飛行です」って医者に言ったら、「飛行ができているならそれでいいんじゃないの?飛行はできてるんでしょ?」っていう言葉遊びをされて以来よ。

元々薬が欲しくて通っていただけだったけど、さすがに幻滅した。

しかも「あなたがちゃんと教えてくれないと診察のしようがない」ようなことも同じ舌で言いだして。

 

それがお前の仕事だろうが!!

 

 幸か不幸か、同じタイミングで転職活動が終わってしまって、1時間以上も暗くて狭い待合室で他のうつ病の方と一緒にかためられてることで、余計気分が憂鬱になった。

うつ病の方々も、何食ってんだかわかんないけどペチャペチャ音を鳴らしたり、鼻をほじってそこらへんに鼻くそを捨てたりして、

その挙句に医者はあたしたちと言葉遊びだか揚げ足取りみたいなことを言い出すわけでしょ。

 

医者を変えるのも考えたけど、これから減らそうって時に主治医を変えるのも余計めんどくさいことになると思って、結局通院もしなくなってしまったな。

 

なんだかタイミングがいいんだか悪いんだか。。

まぁでも離脱症状も慣れてきたのか、減薬ペースがあたしたちにあっているのか、我慢できるレベルの不快感にまでおさまってきたので、女の勘を信じてこれからもやっていこうと思っています。。

 

自己判断で断薬するのなんて、決して褒められることではないけどね。

医者と相談してハッピーにやめられるのが、本当は一番。