あたしたちの人狼

お酒を飲むのを辞めた時期と同じくらいに、ご友人に誘われて人狼ゲームをするようになりました。

お酒がメインになることがない趣味の1つです。

 

人狼ゲームとは?

参加者(村の住民)が、一般市民と人狼に分かれ、それぞれの人数を減らし合うゲームです。

人狼を全て処刑すれば、一般市民の勝利。

一般市民の人数が、人狼と同数まで減れば人狼の勝利です。

 

村人は人狼も含めた全員で、話し合いを行い、誰か1人を処刑することができます。

この場合、相手が一般市民だろうと人狼だろうと殺害することができます。

人狼は、その日の晩に、一般市民を襲撃することができます。

 

これを繰り返して、最終的にどちらかの陣営が勝利する流れです。

 

誰が市民で誰が人狼か、はわからないので、話し合いによって「一般市民は誰を処刑するのか」を決め、処刑は多数決によって執り行われます。

人狼として怪しい人を、会話で探り出して引導を渡していくわけですね。

 

仮に、村人が6人で人狼が2人としましょう。

初日では誰が人狼かは、わかるわけがないのですから、無作為に選ぶことになります。

あなたが、市民だった場合の言い分はこうです。

「私は市民です。まだ6:2なので私を処刑しても即時に市民陣営が負けることはありません。処刑していただいても結構ですが、市民陣営にメリットはありません。」

あなたが人狼だった場合の言い分はこうです。

「私は市民です。また、役職にもついています。ここで私を処刑するのは得策ではありません。どの役職についているかは、現時点では言えませんが、しばらくは残しておいてください」

 

役職とは?

市民陣営、人狼陣営ともに、特殊能力を持つ役職が存在します。

主な役職は以下です。

 

占い師

→→生存者1人を「人狼でないか、人狼か」調べることができます。

人狼がヒットした場合は、速やかにそれを伝えるべきですが、人狼でなかった場合には、伝えずに市民に紛れたほうが無難です。特殊能力が強い反面、一度人狼に知られたら、真っ先に狙われます。

 

霊能者

→→死者を「人狼でないか、人狼か」調べることができます。占い師と違い、オフェンスにはなることは少ないので、こちらは、あまり伝える必要はありません。

話の流れで「処刑された○○さんが人狼だったため、○○さんを擁護していた××は少なくとも人狼陣営と言える」ような状況では、話し合いの場でカミングアウトできると良いでしょう。

死者を占うという性質上、人狼が成りかわりやすい役職でもあります。

本物の霊能者が死んで、人狼が霊能者を騙った場合、市民陣営は一気に不利になります。

 

騎士/狩人

→→人狼の襲撃から、生存者1人を守ることができます。

通常、占い師もしくは霊能者を守ることが多いですが、そういった場合、自身が人狼に狙われてしまいますので、基本的にはカミングアウトしない方が良いでしょう。

例えば、自身が騎士であることをカミングアウトして占い師を守る→自身が襲撃されても次のターンまで占い師が生き延びられることで戦局が終息するような状況の時はわざと囮になる手段もあります。

 

狂人

→→人狼でない人間であるにも関わらず、人狼陣営が勝つと狂人も勝利となります。

いかに、人狼人狼陣営だと知ってもらうか、人狼をアシストするような振る舞いをできるのかが鍵になります。

市民陣営1、人狼陣営2(うち1人は狂人なので、ゲームは続行される)の場合には、逆に狂人であることをカミングアウトして、市民をハメ殺すこともできます。

人狼に狂人だと知らせるための方法としては、対抗カミングアウトがあげられます。

占い師を誰か1人が名乗り出たあとに「そいつは占い師ではない、なぜなら私が占い師だからだ」と騙ることで、人狼は、少なくともどちらか1人は人狼陣営であることが判断できます。市民が占い師を騙っても、メリットはないからです。

そこで、次の日に本物の占い師を「人狼だ」と言ってしまえば、人狼側に狂人の存在を知らせることもできるし、市民側には自分も占い師であると思い込ませることも可能です。

成功すれば人狼陣営にとっては有利な展開になります。あとは全員を「市民」だと言ってしまえばいいのです。人狼は市民を騙れますし、それ以外は全て市民なのですから。

 

 

そんな感じで、話し合い(騙し合い)を繰り返して1日1〜2人(全員による処刑+人狼による襲撃)は減っていくので、

市民陣営はいかに人狼を処刑していくのか、人狼陣営はいかに市民を騙して自身が処刑されないように進めていくのか、が肝となります。

 

市民が占い師を騙ったり、テクニカルなこともしてみたいなと思います。(地頭がそんなに良くないから難しいのだよ。プスンプスン)