2016年を振り返るあたしたち
もう12月にもなって皆さまどうお過ごしですか?
忘年会シーズンです、毎週のように今世紀最大に酔ってますか?
今年の一文字は「金」だそうですが、
やっぱ世の中Moneyよね、と思ったらGold Medalとかの金ということのようでした。
まぁ、政治とカネのネタは常に耐えないから、新鮮味に欠けるし。
東京五輪に纏わって、莫大な費用が「やっぱこの価格!」「がんばればこの価格!」とか右往左往してるのは、大きなプロジェクトなんだから仕方ないけど、もし高額になるのだとしても、現場で働く人や、中間に入る人、上に立って方向性を決める人、それぞれに適正な金額が入るのが一番なのではないでしょうか。安く済ませりゃいいってもんでもないよね。
マジで世の中、お金がなくなって、お金がないのが当たり前になって、お金を使えなくなって、お金を使わないのが当たり前になったら、どうなっていくのかね。
逆転裁判4の体験版が120円で売られてるらしい。体験版なのに有料って珍しいわよね。
中には、基本無料〜数百円単位のソーシャルゲームに慣れてしまってると「フルパッケージ」という概念がないから、詐欺のように感じてしまう人もいるのですってね。
ビジネスモデルが頭に入ってないと、その非常識さがわからないのって、そもそもが無料だと騙されてる売りつけられてるから、だと思うけど、
王道だった販売形態が逆転して詐欺っぽく感じてしまうのって時代の流れだな、と思います。
ゲームはフルパッケージじゃないとやった気がしないあたしたちからしたら、
「基本プレイは無料だけど、毎日ログインしないとアイテムが増えなくて広告が常に画面に表示されて、現実のお金を投入してゲームの中で強くなって、ストーリーなんかあるのかないのかくらいでチュートリアルが終わったらひたすら画面をクリックするだけ」のゲームって何が面白いのよ。
そっちの方が詐欺なんじゃないの、って思うけどね。
だからと言って、ペルソナ5とかGジェネレーション ジェネシスを買って「これこれ〜〜!毎回変わりばえしないこの感じ!」ですぐに飽きてやらなくなったあたしたちです。。
こういうのはほら、波だから、ご縁みたいなものだから。お布施だから。
YouTubeで音楽を聞けるのが当たり前になったり、音楽なんてテレビつけてたら流れて来るくらいで良くなったり、で、
CDに3000円払うのがもったいなく感じるものね。
あたしたちももう、年齢的にも「最新」を求めなくなってきてるから、昔流行ってた曲をイヤホンで流すくらいがちょうどいいもの。
そりゃ音楽も文学もテレビも何でもかんでも衰退していっちゃうわよね。
人類の歴史は文化の歴史だと思うけど、いくとこまで来ちゃった感が半端ないよね。
いい小説もいい曲も昔にいっぱいあって、今あるものはコピーライトでしかないんだよ?すごくない?
つまりあたしたち自身がもう既になんらかのクローンであることに半ば気づかされちゃってるわけ。
もはや「自分は何者になるのか」とかじゃない。
今年読んで一番感動した小説なんて「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」だもん。
1969年ですって。日本で翻訳されたのが、よ?
一番ハマったゲームも、ロマンシングサガ〜ミンストレルソング〜で、2005年のゲームだし。
聞いてる音楽もSILVAがDJをする前のバージンキラーとかだから、2000年の曲。
2016年になってもまだ聞いてるとは思ってもみないだろうな。
というわけで2016年の一文字は「金」でしたとさ。
オリンピックなんて4年に一回(夏と冬あるから実質2回?)なのに、オリンピックイヤーのたびに「金だよ、金!」ってなってるのって、個人的にはバカっぽいなと思います。
そんなあたしたちの一年はどんな一年だったでしょうか。
退職を迫られ、やっとのことで見つけた正社員の場が合わず心身共に疲れ果てて倒れてしまったから「病」かなと思ったりもしましたが、
私の今年の一文字は「正」ということにしようと思います。
結果的に正社員になれてわかったことも多かったし、ということは置いといて、
政治的中立性(ポリティカルコレクトネス?)とか、
そこまで難しく考えないことも「あたしたちの正しさ」みたいなのを意識する一年でもあったな、と思う。
正解とか潔白とかじゃなくて、なんていうかなーー。
今のあたしたちって、未来のあたしたちから見たら振り返る過去でしかないわけじゃない。
そういう目線で「あの時のあたしって、みっともなくて恥でしかないけど、まぁ正しかったよね」って思えたらいいんじゃないかしら。
毅然、みたいな?
なんというか、取捨択一の中で生きているのだな、というのを意識したような気がします。
つまりね、これよ。