あたしたちのチャンス!
あんたらの歳だとチャンスがピンチなんだよ
ピンチがチャンスなのは若いうちだけ
新人じゃないんだから結果出せて当たり前
ピンチヒッターが空振りしたら無能扱い
ピンチヒッターがベテランであればあるほど、スタメン落ち、戦力外通告、契約解除
わかるか? 今回のドラマがこけたらあんたが戦犯ってことになる。
(鍵谷/東京たられば娘3巻)
なぁるほどねぇーー。
と思ったことが、32歳のあたしたちにも来ました。
職場に若くてかわいい男子がいるのね。
別に、タイプじゃないんだけど、好きなの。
で、最近はかわいさ余って憎さ100倍でさ。
色んなとこが鼻につくようになったわけ。
期限もうすぐだけど、着手してるの?とか。
なんで数式違うのに気づかないの?とか。
喋ることに夢中で時間感覚なくない?とか。
あたしのことほんとはどう思ってるの?乳首つままれたいの?とか。
言わないけど。
で、飲み会で「A君は優秀よねー」っていう話になって。その場にA君はいなくてね。
あたし、ついうっかり、
「A君って優秀なんですか?」ってぶっ刺してしまって。
まぁ、A君が優秀だからといって、マネジメントはしなきゃいけないよね。
とか、きっとそこまで優秀ではないから、見ててあげて欲しいし気づいて欲しいよ、っていう意図はもちろんあって。
で、そのあとイケメンBさんが、私に「俺も言わんとしてることはわかる。」って言って、そのあとにこう続けたの。
コミュニケーションが上手くできないところとか、話が長いところとか、あると思うけど、彼は若いからね。
みんなそういうところも織り込み済みなんすよ。
へぇ〜〜、はぇ〜〜〜〜!!
なんていうか、あたしたちは多分A君と同じバッターボックスには立てないんだなって思ったし、
それをA君に要求することも、親心(と見せかけた意地悪)で指摘することも、
成長を妨げるのかもな、って。
まぁ、だったらこそきちんと面倒見てあげようよ感はあるけど。
まさにまさに、おばさんにはチャンスがピンチにしか来ないんだな、と思ったエピソードでした。
多分A君をはじめとしたその他の人たちと同じバッターボックスだから、私はうまくいってるけど、
一つ上のポジションがあがったら、要求されることを達成できるかは微妙よね。
あたしはできて当たり前なんだ、プラスアルファを提供してやっと評価されるんだ、っていう気づきよ。
なんか、そう思ったからか、私の振る舞いも変えなきゃと思って。
例えば、人の仕事を能動的に助けるだけが良いことではないじゃん?とかね。
「○○さんがタスクやばめだと思うんだけど、どう思う?」とかさ。人に聞いてみたり。
そしたらその子はその子で「甘やかすことのよろしくなさ」を考えてて。
(まぁほんとはその子に、私にやらさせないといけない気もするんだけど。まぁでも本人はゆっくりしてるしね。)
辞めないで、って言うだけが全てじゃなかったり。
ミスなんて全然大丈夫だよ〜〜!って無根拠に褒めるのが実は悪だったりね。
大人の女は先の先を読まなきゃいけないことが多くて困るわね。
後の先を考えるだけで精一杯なのに!