あたしたちの串打ち
「焼鳥屋からの切なるお願い」
⇒ http://amba.to/2fx7qK8
ネットでうろうろしてて、気になったこの「焼き鳥の串を外すのはマナー違反か?」問題を取り上げます。社会派ですね。
諸々のまとめ記事を読む限り、焼き鳥屋さんは一本一本丹精込めて串打ちをするので、食べる時に肉を串から離すことはそれを台無しにしている、ということのよう。
ネット上の意見を見る限りでは、串から外すと「肉汁が落ちるため、味を損なう」だとか「冷めやすくなる」だとかの理由でマナー違反(美味しく食べることができない)と言われているんだとか。
そんなにバラになった肉が食いたけりゃバラバラで焼いて食えよ、と。
(要するに焼肉として食べてよ、ということみたい。)
んんんんん〜〜〜〜????
なんか、そういう問題なのか?と思ってしまった。
だって、焼き鳥って、その方が美味しく焼けるから、串に打ってるだけなんじゃないの?と。
食べる時に美味しいから串に刺しているわけではなくない?
もちろん、あたたかいうちに食べる方が美味しい、とか、肉汁が出ると旨味が逃げる、とか、はちょっと年下のあたしにもそのくらいわかるわよ。
でもそれがイコールで串に刺さっておるほうが美味しいとは限らないと思うの。
例えばよ?
焼き鳥って焼く時はゲタ状(=みたいなかたちね)になった台の間に炭火を置いて火にかけてるわけよね。
そこに串を渡して(橋をかけて)炙ってるわけよね。んで、串打ちが難しいというのは、串を打つ時に、均等に火が回るように刺さないといけないから、だと思っていたの。
話をちょっと変えると、鮎の塩焼きってあるじゃない。鮎の口に串を刺して、焚き火の周りに立てて焼くわよね。
そういうのも別に、串を刺したから美味しいわけではなくて、調理をする都合上、その方が勝手が良いからそうしてるわけなんだと思ってたのよ。
食べる側からしても、当初は皿とか箸とか使う概念がなかったから、串を打ってそのままかぶりつくのが効率的だったりさ。
お寿司だって元々は1巻2巻つまんでお茶(あがり)をすすってお金払って帰るものだったわけじゃない。
それが今の時代でも正だとするなら、正しい食べ方をする人なんて立食パーティでピンチョスみたいな食べ方するような人たちだけじゃない?
串で焼くことのメリットはもちろんあると思うのよ。
というわけで、串焼きのメリットを調べてみました(アフィリエイト記事風)
焼き鳥はなぜ串に刺さっているのか? http://www.hinokami.co.jp/megane/105/
ほほー。
つまり、商売をする側として量り売りではなく串売りをした方が管理面、生産効率の点で優れている、というわけね。
細かく切った肉の方が火の回りが早いし、串一本にまとめれば、ひっくり返す工程も簡単で、両面に均等に火を加えることができる。
鶏肉は「皮目をこんがり焼いて、肉はふっくら」が良いとされているから、構造上理想的な焼き方になるという見方もできるでしょう。
頭の方の肉のほうが大きい、とか
根元のほうが味が濃い、とかも、
だから串のまま食べたほうが美味しいとはならないんじゃないかなー。
均等にしてくれ、と言ってるわけでもないし、取り分けても先の方から食べれば同じじゃん、ってなるような気がする。
結論!
焼き鳥屋、特に講釈を垂れるような店は
会食には合わない!
揉めたくなかったら、講釈を垂れるようなお店へは1人で行くように心がけましょう。
っていうのは意地悪な言い方だけど、「お店がある程度ルールを持ってる店」っていうのは、友達だろうと職場の付き合いだろうと一緒には行きづらいよね。
あたしたちの知ってる店で、「鳥田むら」みたいなところだったら
「この店はまず、盛り合わせを注文するんだよ。食べる順番が決まってて、順番通りに食べると味とか歯ごたえの変化が楽しめるよ。提供される時間もお店で見ててくれるから熱々のままで食べられるよ。盛り合わせは6本だけど、1本が3個ずつでちょうどいいボリュームだよ。」ってドヤ顔で通ぶれるのはいいよね。
なんか、、焼き鳥は串のまま食べたほうが美味しい、っていうのも、冷めにくい肉汁が落ちにくいっていう点では、とてもとても理解はできるんだけれども。
自称ツウ気取りのマナー警察みたいで、感じは良くないよね。
そんなことを鳥貴族かなんかでデート相手に言われたらあたしたち、焼き鳥の串で目玉をほじくり返してしまいそうよ。
だったら盛り合わせを頼む時に「うちはチェーン店と比べて串のボリュームがそんなにないから1人一本食べるのでちょうどいいですよ。」っていうアドバイスをしてくれると、串のままで食べやすいよね。
ていうか、盛り合わせを3種類×人数分にしてくれればいいのよね。
5人いて5種類1本ずつ出されてそれを串から外さないで食べるの難しいでしょ。
あたしたちのファビュラスは鳥田むらと鳥貴族を応援しています!
参鶏湯も大好き!