あたしたちの文章書き
あたしたちは別に仕事でブログを書いてるわけじゃない。趣味ってほど、没頭してるわけでもない。
例えていうなら料理と似てるよね、っていうところで、料理と文章書きの共通点、みたいなのが出てきたのでちょこちょこ書いてみます。
料理は得意ですか?と聞かれたら、
「あたしの作る料理は、酒に合います」と答えます。
味付けは濃いし、簡単だし時間もかからない。その分雑で大味だけど、お店で出されるのとは一味違った「家飲みの醍醐味」みたいなのもあります。
文章も一緒ですね。
説明もほぼ省略してるし(自分でどの部分に説明が必要なのかも把握していない。自己満足で書いてます。)
テーマさえあればそれでズバババっも書き上げちゃう。何個も書けちゃう。
オチも書きながら考えるし、好き勝手に脱線する。
本職のライターが書くような、読みやすくて素敵な見栄えのいい、軽量カップでみりんと醤油を入れるような文章は書けないけど、
家飲みのような(あたしが目の前で菊正宗片手に話しかけてるような)文章を書けてると思うの。
たくさん本を読んでる人は、文章を書くのも自然と上手になるし、料理だって色んな料理を食べてれば、ある程度の料理は作れるんだと思う。
(味噌汁にシチューは合わねーよな。赤ワインには肉だよな、レベルよ)
壊滅的なのが、レシピ通りにしか作らないくせに、ないものを調達して来ない人。
みりんがない時に何で代用したらわからないから、みりんも砂糖も日本酒もハチミツも入れないで、お醤油の味が濃くなってしまう、ような。
文章だってそうですよ。読書感想文を例に取ってみると、レシピ(本)はあってそれを読んではいるんだけど、それに必要な材料が手元にない。
自分はどこに感動をしたのか、なぜそこに感動したのか。どの表現がよかったのか。今後自分の人生に何を取り入れられるだろうか。結末以降をどう自分の脳内で補填するのか、結末じゃないにしろ、誰のどういう行動について自分はどう感じて、なぜそこに惹かれ共感できるのか。
皮をひん剥いて肉を曝け出して血を流すんですよ。そこまでしないと「感想」なんか出てこないし「自分の味の料理」だって出ない。
そうでないと、ただレシピ通りに作ってしまって、「それって読書感想文ではなくてあらすじでは?」ってことになる。
あらすじを書いてしまうだけならまだマシで、重要なポイントもわからないから、隠し味のバターでコクを足すのも、小麦粉をまぶして余分な水分を吸うのも、わからない。
だから美味しい料理が作れない。
男と女が出会って、高校生で別れたけど大人になって結婚する話、みたいな味気のなさ。
そもそも読書感想文なんて難しくて書けないんだから、まずは日記なり、ニュースを読んでみて自分はどう思ったのか、感想を書いてみるのがいいと思うけどね。
ブログなんかでよくある「お題を使ってブログを投稿」みたいなのも実は難しいと思う。生姜焼きなら作れるけど、酢豚は作れないもん。
例えば日記を例にあげます。
①今日は○○ちゃんと遊びました!
②服を買いに行ったら、ご飯まで時間があったのでカラオケに行きました。
③ご飯中はお酒をしたたかに飲んで、恋愛論を語らいました。
④二日酔いで頭が痛いし覚えてないけど、フェラチオって連呼したのは微かに覚えてます。
はい、これが日記型起承転結です。起承転結がわからない人はあたしのブログを読む脳みそがないと思うから説明は省くけど、まず料理をしたり文章を書き始める場合はざっくりな流れを決めるとまとまりがつきやすいと思う。
その例として、料理のうえでの起承転結を書いてみます。
①肉に下味をつけて、野菜を切ります。(材料)
②フライパンに油を入れて、ニンニクと生姜を入れます。(器具)
③香りが立って来たら肉を入れて、片面に焼き色がついたら裏返して野菜を入れます。
④めんつゆをまわしかけて、軽く水気を飛ばし、最後に塩胡椒で味付けします。
これが料理の起承転結です。
まずは材料ですね。誰と遊んだのか、いつ遊んだのか、何を使うのかを明確にします。
次に、どう料理するのか、何をしたのかを書きます。
そして、メインです。フライパンに材料を入れて加熱するのと、ご飯をしながら恋愛話に花を咲かせたのは話の中のメインです。
最後に、オチをつけます。料理で言うと味付けですね。めんつゆをかけるだけだと味がぼやけるので、塩コショウをして味を整えます。
二日酔いで頭が痛いだけだと面白くないので、メインに絡んだエピソードを1つ盛り込みます。
これで起承転結型の構成が出来上がりです。
これで面白い文章が書けなかったら、もっとスリリングでワクワクするような人生を楽しんだほうがいい。
ベランダで全裸オナニーとかさ。
ちなみに、先ほど投稿した「あたしたちの串打ち」は一切読み返さず一気に書きました。構成も考えていません。
そういうとこもあたしの料理の作り方に似ています。材料があって、なんとなーくあるもので料理して、得意な味付けでしめてみた感じですね。
今回はちょっと構成を考えて4つにセクションを分けて書いてみました。
ちょっとは読みやすいかしら?
あたしたちは料理もできないし文章も書けないし日本語も拙いけどちんぽがすぐに硬くなるイケメンを応援しています!