あたしたちの占い

はた、と思い出したことなんだけれど。

 

あたしたちは毎年、1月に占いに行くようにしている。

今年の運勢を占ってもらって、良いことそうでないことに対して備えるのだ。

 

とは言っても、だいたい半年くらいで忘れてしまって、一年も終わる頃にしみじみと思い返すことのほうが多いんだけどね。

 

占い師にさんざっぱら「2016年は我慢の年になる!この時期は何もしないで今のところにとどまりなさい。転職も引越しも結婚もだめ!」と言われていたことを思い出したの。

 

確か「職場を変えても負担が重くのしかかるから長続きしないし、3ヶ月とか短い期間の派遣をこなして様子を見なさい。我慢するなら相当の努力が必要で、しかも貴方は我慢できない」のようなことを言われた気がする。

 

体調を崩すようなことも言われていたような。。

(もちろん、思い出補正込みで、思い込んでるだけかもしれないけど)

 

恋愛については、あなたは頑固だから、絶対に折れないし頑固なのは治らないから、それに耐え忍んでくれる人を探すか一人で生きる覚悟をするんだね、というような話もしたような気がする。

 

結果としてあたしたちは、近年稀に見る情緒不安定に見舞われて、今は外を出たり人と話すのもやっと、というところなのだ。

 

占いを信じるか信じないか、そもそも占いって当たってるのか、心理操作なのかっていうところで、

あたしたちは別に占いを信じてるわけじゃない。

 

ただ、あなたはこんな人だから気をつけてね、と言うのは、きっと「第一印象をそのまま話すだけ」であることの方が多いと思う。

人間の勘は甘く見てはいけない。これだけ社会性のある文明を築いてきて、「相手のことが何もわからない」ことなんて、あるわけがない。

 

気難しそうだな。

意思強そうだな。

我慢強くはないだろうな。

だらしないな。

 

とかっていう、案外誰にでも当てはまりそうなことで、

それでも第一印象として残ってるものっていうのは、やっぱり優先して是正しなきゃいけない所だし、言われてる方もピンと来るものだと思うのよね。

 

自分がどんな人間なのか聞いてみたくなる時があるじゃない?

その時に、初対面の人に「思ったことを言ってみて」なんて言ってみても、絶対無難な回答しか返って来ないと思うの。

 

そんな時は「あたしを直感だけで占ってみて?」って聞いてみたらいかがだろうか。

占いだから、という気楽さで、私の印象を教えてくれるかもしれない。

相手は自分の鏡だから、逆算して相手との接点や、弱点、会話のきっかけが見つかるかもしれない。

 

そしてあたしたちは、直感で第一印象をズバリと言ってしまうことの方が多い。

苦労してるんじゃない?良く見られようとがんばりすぎてない?とかなんとかね。

でもきっとそれってあながち外れてるわけじゃないし、例えば「相手を動揺させること」がその会話の目的であれば、おそらく多かれ少なかれ成功していると思うのだ。