あたしたちの女子会

アルテイシアの夜の女子会』を読み終わりました。

読み当たりも軽く、エピソードひとつひとつが、ちょうど電車の一駅くらいで読めるので、

通勤電車、お昼休み、お風呂の中、つまむように読んで、あっという間に読み終わりました。

 

アルテイシアという人は、子宮を取ってもビッシャビシャという記事で知って。

それからたまにTwitterに流れてくるコラムを面白く読んでいて。

まぁ〜〜面白い人なのよ。語彙力がない。

 

31〜41歳までのエロスについでのエッセイと、対談が数本、ぶっちゃけどんな内容だったかは大して覚えてないんだけど(女体って縁遠いし、、)

すぅ〜〜〜っと楽しく読み終わって、また読みたいなってワクワクしてます。みなさんも読んでみてね☆

 

そういえばエッセイって好きだなって思う。同じ時代、同じ世界に生きてるから、色んな説明が省かれて読めるじゃない?

小説だと、これはいつの時代の話で〜〜とか、智恵美は4つ下の妹で〜〜とか、キッチンの戸棚にはナントカ調の食器が綺麗に整頓されていて〜〜とか、めんどくせ!ってなっちゃう。

や、読むよ?読むけどさ。小説って体力使うのよ。

 

これまでに読んできたのは、群ようこからはじまり、中村うさぎ大石静中谷美紀、麻宮まみ、そういえば桃井かおりは読んでない!!

昨今はネットでもコラムとかは読めるけど「お友達の書いたコラム」みたいなのばっか読んでもそれはそれで疲れるのよね。

 

どれも同じ時代を生きてるから、北斗の拳のオマージュとか、ギャグがギャグとして通用する共通認識とか、いちいち読み解くものがないから、ダバッと読めちゃうじゃない。

世代の違う話は、あ、そこ世代じゃないんで、、って読み飛ばせるし。小説だとそうはいかなかったりするじゃない。え、これってなんて読むの?とか、これどういう意味なの?とかがめちゃくちゃ多い。いや。読むわよ?読むんだけどさ。電車の中とかお風呂の中で読むには敷居の高いのよ、小説。途中で立ち止まるのができないから、湯あたり必至だからね。

 

アルテイシアの夜の女子会は、夜の女子会ということもあって、セックスにまつわる話題が多いんだけど、確かに人間って「女の人の身体」にめちゃくちゃ無頓着よね、って思った。

 

例えば、あたしたちの生きてる世界では「女の身体はその気がなくても、挿入されれば勝手に液体を分泌する」「彼氏とのエッチが痛くて苦痛」っていう認識がどっちも存在するのよ。

勝手に液が出るならさ、彼氏とのセックスだって痛いわけないじゃん?っていう矛盾に気づきすらしないよね。

 

そういう、蔑ろにされてきた女の性っていうのは、これからもしつこく訴求していかなくちゃいけないよねって思うし、

なんかそれを我慢するのが日本社会の女です、みたいなのって笑っちゃうよね。

 

あたしたちだって別に、常日頃から日本社会に生きてると思ってないのに?急にスケールがおっきくなっちゃうの。わらう。

じゃああんた、日本人は世界に通用する頭のいい人種だって思ってて常日頃生きてる?でも仕事は日本人にニホンの物を売ってるの?世界に通用する頭のいい人種なのに英語が喋れないの?あなたの会社のものはなぜ海外には売れないの?あなたは世界に通用する頭のいい人種なのに???みたいなさ。

 

まぁその話は置いといて、女の肉体なんて、生きててどうでもいい(身体は男だし、セックスする相手も男だから、女の人って30から急に重い病気になりがちだよね、とか、女の体って男の体と比べてアルコールの受容が平均して少ないよね、とかは知ってればいいんじゃないかな?って思ってる)から、

ある意味では面白コンテンツであり、ある意味では異性愛者の世界は大変だぁねお〜〜っほっほっほって思ってたりしている。

だからこそ当事者である異性愛者の男性はもっと女の身体について、もっと言えば彼女らの個体差について、しっかり考えていってくれることを願ってやみません。。

セックスに勝ちパターンなんて存在しないわけですよ。乳首が感じるからっていきなり噛まれたらびっくりして笑っちゃうし。

 

あたしたちも、セックスする時はちゃんと相手が何を好きで、何をすると良くないのか、何が相手を傷つけて、相手にどう聞いたら本当のことを言いやすいのか、

セックスに限る話でもないんだろうけど、気にしていかなきゃなっとまんこと誓いましたとさ。